幻の旧式編み機『トンプキン』を用いて製作したトンプキン裏毛アフターフードパーカー。トンプキン機とは、1846年ごろに初めて開発された生産効率の低いヴィンテージ丸編み機のことであり、国内では僅か一台~数台のみしか稼働していない、『吊り編み機』よりも台数のない非常に希少な編み機です。通常、上から下に高速で編まれて行く丸編み機と違い、下から上にゆっくりと編んで行く独特の編み方法で編まれた生地は、空気をたっぷりと含んだ肉厚で柔らかな生地組織を生み出し、さらに裏地を特殊なシープ起毛加工で仕上げることで、通常のスウェット生地では体感できない独自のふっくらとした素材感とヴィンテージ裏毛の風合いを造り上げています。デザインは、手間のかかる4本針縫製を特徴とした、後付けフードのクルーネック。バインダー仕様のクルーネックに後付けされたフード、端をロック処理し2本針ステッチで縫い上げるカンガルーポケット等、手間のかかるクラシックディテールを再構築しており、熟練の技術で長い距離を縫い上げた4本針フラットシームのステッチワークがさらに雰囲気を引き立てるデザインとなっています。シルエットは、クラシカルなボックス型ではなく、レイヤードにも対応できる程よいバランスを持たせたレギュラーフィット。着用した瞬間に体感できる、ふっくらと暖かくリラックスした素材感、手間をかけた細部の工夫をぜひお楽しみいただければ幸いです。

※トンプキンニットシリーズは、この編み機を稼働させていた職人が高齢を理由に引退するため、トンプキン生地を使用した製品は今年分（2022年）で生産終了となります。
これらのプロダクトの希少さを改めて認識いただけましたら幸いです。


This Tompkins fleece after hoodie is made of fabric produced on the legendary Tompkins upright rotary knitting machine. Developed during the mid-1800s, the vintage Tompkins, with its slow and steady pace, has poor production efficiency when compared with modern loopwheel units, but produces a fabric that is similar in texture and weight to the excellent jersey knit of the late 1800s. The unit we use is one of only a handful still in operation in Japan, and it is even rarer than loopwheel knitting machines. Unlike modern circular knitting machines that normally knit from top to bottom at high speed, the Tompkins knits slowly from bottom to top and produces a thick soft fabric that contains plenty of air. By napping the lining we have created a unique fluffy texture that cannot be experienced with ordinary sweatshirt fabrics.
The design is based on a classic after hoodie and is characterized by the 4-needle flat seam construction. Classic details include the inset V-gussets on the front and back that are secured using 4-needle flat seam stitching, the hood that is attached below the binder crewneck, and the kangaroo pocket that is overlocked at the ends and sewn using 2-needle stitching.
Rather than use the classic box shape, we adopted a regular fit with a pleasing silhouette that still looks good when wearing other layers.
We’re sure you will enjoy the soft comfortable texture of this hoodie and appreciate our fine attention to detail from the moment you put it on.

*Tompkins knit will be discontinued with this year's products because the craftsman is retired due to old age. Please kindly your understanding.











メリヤス産地の和歌山にて、旧式吊編み機よりも希少な『トンプキン機』で編み立てたオリジナルトンプキンシープ裏毛。トンプキン機とは、1846 年ごろ に初めて開発された生産効率の低いヴィンテージ丸編み機のことであり、国内では僅か一台〜数台のみしか稼働しておらず、『吊り編み機』よりも台数の少ない非常に希少な丸編み機です。通常、上から下に高速で編まれて行く丸編み機と違い、下から上にゆっくりと編んで行く独特の編み方法で編まれ た生地は、空気をたっぷりと含んだ柔らかな生地組織となっており、さらに裏地のループ部分を特殊なシープ起毛加工で仕上げることで、ヴィンテージの風合いと保温性を持つ、ふっくらとした素材感を造り上げています。

※この生地は、風合いと柔らかさを持つ落ち綿糸を使用しヴィンテージ裏毛をイメージした素材となっているため、生地表面に毛玉や毛羽立ち、凹凸がございます。これは意図した表現となりますのであらかじめご理解いただけましたら幸いです。





















形は、手間のかかる4本針縫製を特徴とするクラシカルな後付けフードのクルーネック。2本針バインダー仕様のクルーネックに後付けされたフード、端をロック処理し2本針ステッチで縫い上げるカンガルーポケット等、手間のかかるクラシックディテールを再構築しており、熟練の技術で長い距離を縫い上げた4本針フラットシームのステッチワークがさらに雰囲気を引き立てるデザインとなっています。













縫製は、ヴィンテージユニオンスペシャルミシン『36200』を用い、熟練の技術を要する4本針フラットシームで時間をかけ縫い上げた縫製仕様。縫い代をフラットにし、肌あたりの良さを高めたクラシカルなスウェット特有の手間のかかる縫製で縫い上げています。





シルエットは、身幅、肩幅等に程よいゆとりを持たせ、着やすくバランスを整えたレギュラーフィット。
アウターも重ね着できるプルオーバーとして使い勝手の良いシルエットに仕立てています。







カラー展開は、WARM ASH GREY、ROYAL BLACK、VINTAGE GREENの3色展開。
着込むほどに風合いを増す、雰囲気あふれる色合いを表現しています。



WARM ASH GREY





ROYAL BLACK





VINTAGE GREEN








※サイズ数値は、ワンウォッシュ後（タンブラー乾燥済み）の製品を平置きした場合の数値です。
天然繊維のニット生地となりますので上下2cm前後の誤差が出る場合がございますが、何卒ご理解いただけましたら幸いです。

※柔らかな裏毛生地となっていますので、着込むほどに身体のラインに沿って馴染んで行く素材感となります。サイズ感はジャスト目をおすすめいたします。



DETAILS:
100% COTTON
JAPANESE VINTAGE TOMPKINS KNIT FABRIC
1960s STYLE AFTER-HOODED SWEATSHIRT MOTIF
4-NEEDLE FLAT SEAMS (UNION SPECIAL 36200)
3-NEEDLE SEAMS
CLASSIC KANGAROO POCKET
ONE WASHED
UNISEX REGULAR FIT
MADE IN JAPAN

100% Cotton
オリジナルトンプキンシープ裏毛
ユニオンスペシャル4本針フラットシーム縫製
クラシックカンガルーポケット
オリジナル20番引き揃えフライス
ワンウォッシュ加工済
ユニセックスレギュラーフィット
日本製